自分の毛髪トラブルに合わせた育毛剤の選定
みなさんは、育毛剤を使っていますか?また、その育毛剤の効果は実感できていますか?育毛剤とは、毛髪の成長を促すための成分が含まれているもので、今ある毛髪が抜け落ちること防ぎ、育てるための製品です。よく発毛剤や発毛促進剤と混同されてしまいがちですが、それぞれ違う商品になります。
発毛剤は、毛髪が生えていないところに、新しい毛髪を生やすことを目的とした商品であり、医学的に効果が立証されているものを指します。効果があるため、個人差はありますが、副作用を感じる方もいます。発毛促進剤は、発毛剤と同じ目的ではありますが、その効果が医学的に立証されていないものを指します。
発毛剤は、効果がある分副作用のリスクが高く、一方で発毛促進剤の効果は使用してみないと分からないですが、副作用のリスクが低いというメリットがあります。年齢を重ね、早い人は20代から毛髪の悩みを抱えている方も少なくないでしょう。早くから育毛剤を使用し、頭皮のケアを行っている方もいらっしゃると思います。
しかし、その育毛剤は、どうやって選びましたか?実は一口に育毛剤と言っても、育毛剤には種類があるため、自分の毛髪トラブルに合わせた育毛剤を選ばないと、効果が半減してしまいます。毛髪のトラブルは、対応が早ければ早いほど、その効果が高く、期待できると言われています。なので、20代のうちから育毛剤を使って頭皮のケアを行い、予防をすることは大切です。
「若いうちから育毛剤なんて」と感じる方もいるでしょう。しかし、将来のことを考えて、早めのケアをおすすめします。さて、これまでに自分の毛髪トラブルに合わせた育毛剤選びと、より早い20代からの育毛剤の使用をすすめさせていただきました。では、実際に、育毛剤にはどのような種類があり、どうやって選ぶとよいのでしょうか。
育毛剤の種類と効果は?
育毛剤の種類は、
- 男性ホルモンを抑制するもの
- 頭皮を保湿するもの
- 皮脂分泌を抑制するもの
- 毛母細胞を活性化させるもの
- 血行を促進するもの
の5種類に分けられます。
男性ホルモンを抑制する育毛剤
特に生え際や頭頂部の毛髪が薄くなっている方におすすめです。ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの一種が毛髪の成長を阻害し、毛髪の成長サイクルを狂わせ、成長せずに毛髪が抜けてしまうことが原因で薄毛になってしまいます。これに対応する成分として、フィナステリド、オウゴンエキス、ノコギリヤシなどが挙げられます。これらは原因となる男性ホルモンや阻害因子の働きを抑制する効果があります。
頭皮を保湿する育毛剤
頭皮が乾燥しフケが出やすい方におすすめです。ヒアルロン酸やアロエエキス、イチョウ葉エキス等の保湿に効果が高い成分が主に含まれている育毛剤を使用すると、乾燥気味の頭皮の環境を整えてくれます。
皮脂分泌を抑制する育毛剤
頭皮が脂ぎっていて、毛髪がすぐに脂で光ってしまうような方におすすめです。このタイプの方は、毛穴が脂によって詰まってしまい、毛髪の成長を妨げられてしまう恐れがあります。これに対応するために、ドクダミエキスやシャクヤクエキスなどを配合している育毛剤が効果的です。
毛母細胞を活性化させる育毛剤
毛母細胞に栄養が届かず、髪の毛が細くなってしまっている方に効果的です。主に、ビオチン、M-034やペンタデカン酸グリセリド等の成分が毛母細胞を活性化させるので、これらが配合された育毛剤を使用すると効果が実感できるでしょう。
血行を促進する育毛剤
頭皮が固く血流が滞り毛髪に効率よく栄養が届かない方に効果があります。特に効果的な成分として、センブリエキスやビディオキシジル、そしてミノキシジルが挙げられます。