自分では気が付きにくいつむじはげの原因
つむじはげを疑うべき自覚症状について
死角になることから自分では気が付きにくく、発見した時にはかなり薄毛が進行してしまっていることが多い、つむじはげ。薄毛を疑うべき自覚症状があれば、鏡を使って頭頂部を確認するようにし、なるべく早い対策を心がけるようにするのが改善のポイントです。
- 生え際が後退してきた
- 以前と比較してつむじ付近の髪の毛に短いものが目立ってきた
- 抜け毛の量が増えてきた
- 頭皮の色が赤い
症状が進行したつむじはげを改善するためには長期的な治療が必要になりますし、元の状態に戻すのは非常に困難です。こうした点が見当たる場合は、頭皮環境が悪化してつむじ部分がはげてしまっている可能性があります。早期対策で改善効果が見られやすいうちに手を打つようにしてください。
なぜつむじはげになってしまうのか
つむじはげは男性に多く見られる薄毛の症状です。薄毛の原因は生活習慣により発生するものの他にも、男性型脱毛症と呼ばれている男性ホルモンの影響によるものもあります。
いわゆるAGAといわれているものですが、男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼの影響でジヒドロテストステロンに変質し、ヘアサイクルを乱して脱毛指令を出すジヒドロテストステロンによって、薄毛が進行してしまうのです。
ただし、5αリダクターゼが悪影響を及ぼすのは、頭皮全体ではなく生え際と頭頂部に限られています。このことから、男性の薄毛はその付近に症状が現れることが多いのです。
薄毛を進行させる生活習慣の乱れ
生活習慣が原因となって抜け毛の量を増やし、AGAの症状を進行させます。日頃の生活を見直していくことも必要です。
- ストレス過多
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
- 飲酒や喫煙
こうした習慣は頭皮の血行を悪化させ、健康的な髪の毛に必要な栄養が不十分になり、薄毛を招く結果になります。仕事などで忙しい場合にはある程度仕方がない部分もありますが、できる限り規則正しい生活を心がけることで改善すべき点が見えてきますし、髪の毛だけではなく身体の状態を向上させるためにも大切なことです。
積極的に行いたいつむじはげの対処法
充分な睡眠時間の確保
できる限り毎日決まった時間に寝て決まった時間に起きる習慣をつけることで、身体のリズムが整えられて質のいい睡眠を取ることができます。充分な時間を確保して、寝ている間に分泌される成長ホルモンを活性化させれば、健康的な髪の毛を育てる土台を作るのに効果的です。
また、適度な運動習慣を身につけることにより新陳代謝が活性化し、頭皮の血行を促進させます。心地よい疲労感も良質な睡眠には必要ですし、ストレス解消にもなるため、軽いジョギングやウォーキングなどを日々意識していくようにするのがおすすめです。
食生活の見直し
栄養バランスの取れた食事は健康の源です。髪の毛を育てるために必要となる栄養をきちんと確保するためにも、1日3食偏りなくいろいろなものを摂取するように心がけてください。
禁酒禁煙
ストレス解消に少量のお酒を飲む程度なら問題ありませんが、大抵の方は適量を過ぎて飲みすぎてしまいます。お酒の飲みすぎと喫煙は血行不良を招き、髪の毛の成長に必要なさまざま栄養を大量に浪費することになりますから、抜け毛を減らしつむじはげの改善を目指すのであれば控えたほうが賢明です。
育毛剤を使ってケアをする
生活習慣を見直しながら、育毛剤を使用して頭皮頭髪のケアをしていくことをおすすめします。市販の育毛剤でもある程度の効果を期待できますが、つむじはげの場合には本格的なAGA治療での対策を検討するのがおすすめです。
医師に処方される育毛剤は治療効果の高いものが多く、市販のものよりも効率よく治療することができます。育毛剤は長期的な使用を前提としていますから、自分に合った適切なものを利用するようにしてください。