20代だからこそ気をつけなければならない食生活と薄毛の関係
動物性脂肪の摂りすぎに要注意
食事から体内に摂り入れた栄養を元に髪の毛が育つため、健康的な頭皮と髪の毛作りに食生活は切り離せません。食生活が乱れてしまうとそれが原因で薄毛を進行させ、抜け毛を増加させてしまいます。まず、20代の若い方が特に注意したいのが、高カロリーの動物性脂肪の摂りすぎです。
ボリュームのある食事を好み、肉類や油分の多いもの、乳製品を毎食のように摂取しているという方が少なくなく、皮脂の分泌を過剰にして頭皮のベタつきやフケの発生の原因になります。頭皮環境が著しく悪化することから、発毛の妨げになってしまうのです。
甘いお菓子の食べすぎ
甘いものの過剰摂取は薄毛の原因と結びつきにくいことから見落とされがちですが、お菓子やジュースを食べ過ぎると、糖分の影響で皮脂量が増えてしまいます。脂肪分の多い食事同様、気をつけていかなければなりません。
味付けの濃い食事
塩分が多い食事を好む方は少なくなく、慣れてしまうと薄味では物足りなくなってしまうのが厄介です。特に、ジャンクフードや外食を好む方が多い20代は、気がつかないうちに濃い味に親しんでしまい、塩分過多になることが少なくありません。塩分の摂取量が多くなると血圧の上昇、腎機能の低下で血流を悪くしてしまい、頭皮の血行不良の原因になります。血流が滞ると血液を介して運ばれる酸素や栄養が毛根に届かなくなるのです。
適量を超えたアルコール
お酒自体、適量を守っていれば血行を促進させるのにとても効果的です。しかし、飲みすぎてしまうと肝臓に大きな負担がかかることになり、血行不良の原因になります。また、負担のかかった肝臓は髪の毛の元であるタンパク質の生成が困難になり、育毛や発毛にも悪影響が出てしまうのが問題です。さらに、アルコール分解時に大量にアミノ酸が使われることになり、髪の毛に利用される分が減ってしまいます。
バランスの取れた食生活と育毛ケアを心がけよう
薄毛にいい栄養をしっかり摂取する
動物性脂肪や塩分や糖分も、健康維持には欠かせない栄養です。大切なのはバランスよく摂取することで、過剰に摂らないように意識することになります。そのうえで薄毛や抜け毛予防に効果的な栄養を摂取していけば、健康的な髪の毛の維持に効果的です。
- タンパク質
- 亜鉛
- ビタミン類など
たとえば、タンパク質は髪の毛の基礎となるケラチンを生成するために必須となります。亜鉛は代謝を活性化し、抜け毛の原因になる5αリダクターゼの抑制に効果的です。さらにビタミンはタンパク質の吸収率をアップしたり、抗酸化作用で頭皮環境を整える効果があるなど、さまざまな場面で活躍をします。
不足を感じる栄養はサプリメントで補うのもおすすめ
食生活の乱れを実感している場合、可能な限り正していくことを意識しながら、不足を感じる栄養に関してはサプリメントを利用するのも便利です。あくまでも食事で足りない分の栄養補助という位置づけですが、食べ物からでは吸収率が悪い栄養をサプリメントで摂ったり、苦手な食材に多い栄養をフォローすることができます。
育毛剤を利用して外部からも栄養補給をしよう
身体の内側からの対策に加えて、育毛剤を使うことで外部からも頭皮のための栄養補給を行うのがおすすめです。副作用の影響を心配するという方もいますが、副作用のリスクがある医薬品を利用しない、植物由来の成分のみの肌に優しい育毛剤が多く出回っていますから、栄養補給という観点から育毛ケアを行っていくのであれば、こうしたもので十分です。
ただ、副作用がないとされている育毛剤でも、スキンケア製品に肌に合う合わないがあるように、湿疹やかぶれ、赤みなどが生じる可能性もあります。心配であれば、敏感肌用と謳われているもの、香料や着色料、アルコール類が使われていないものを選ぶのがおすすめです。