育毛剤を使った外側からのケアと一緒に行いたい栄養摂取
髪の毛を作り出す必須の栄養素について
育毛剤によるケアは、健康的な髪の毛を作り出すために頭皮環境を整えることに特化しています。
血行を促進する効果や皮脂の分泌量をコントロールする効果、停滞していた細胞の活動を活性化させる効果などさまざまな作用が期待できますが、外側からのアプローチだけでは薄毛対策には不十分です。より育毛剤の効果を高めるためには、身体の内側からのケアも必要になってきます。
男性が悩まされがちな生え際のはげやつむじはげは、多くの場合AGAが原因となりますが、抜け毛を減らし、薄毛の進行を食い止めるためには、育毛剤にプラスして生活習慣や食生活の見直しをしなければなりません。
特に、タンパク質とビタミン群、亜鉛の3つは髪の毛を作り出すのに必須となる栄養素なので、これらを意識的に摂取することで、より高い育毛効果が期待できます。
せっかく育毛剤で頭皮環境を整えられても、育毛に必要となるこの3つの栄養が不足していては健康的な髪の毛は生えてきません。逆に、一生懸命栄養を摂取しても、頭皮環境が悪化している状態では、毛乳頭や毛母細胞まで栄養が効率よく運ばれません。育毛対策は身体の外側と内側から一緒に行う必要があるのです。
髪の9割以上を構成するタンパク質
髪の毛を作り出す上で最も重要となるのがタンパク質。髪の毛以外にもさまざまな臓器や血管、皮膚や筋肉などのもととなる栄養素です。
しかし、体内に摂り入れられたタンパク質は、生命活動に重要となる器官に、優先的に利用されます。しかし、抜け毛が増えてもつむじがはげてしまっても、命に関わるものではありません。
万が一不足してしまうと、他の器官と比較して優先順位の低い髪の毛には供給されなくなってしまうのです。体内のタンパク質の量に余裕がなければ、育毛に使われるタンパク質はどうしても減らされてしまいます。
そのため、育毛対策には、タンパク質の積極的な摂取が必要になります。育毛剤を利用して賢明に対策しているのにもかかわらず、なかなか効果が見られないという場合には、タンパク質不足を疑ってください。
健康な頭皮を作るのに欠かせないビタミン群
ビタミンといえば美容効果が高く、美肌作りのために欠かせない栄養素として知られていますが、頭皮の健康にも必要なものです。摂取したタンパク質の吸収率を高めるのにも必要ですし、毛母細胞の活性化、頭皮の保湿、抜け毛の抑制などさまざまな場面で役立ちます。
しかし、食生活が乱れがちな場合にはビタミンの摂取量が減り、ストレスなどで体内消費量も多くなることで育毛に必要な分が少なくなりがちです。意識して摂っていくことが大切になります。
薄毛の抑制効果がある亜鉛
ビタミン群と同じくタンパク質の吸収率を高める亜鉛は、男性のはげの大きな原因となる5αリダクターゼの働きを抑制させる効果も期待できるものです。育毛剤の働きをサポートするのに役立ちます。
しかし、お酒の量が多かったり、ストレスや疲労を感じると大量に消費されます。現代人が不足しがちな栄養素なので、育毛だけではなく健康のためにも積極的な摂取が必要です。
育毛に必須となる栄養素を摂れる食材
いろいろな食材から摂取しやすいタンパク質
タンパク質は比較的摂取しやすい栄養素ですので、1日に3食さまざまな食材からバランスよく摂り入れることが大切です。
たまごはタンパク質の他にも、亜鉛やビタミンAなど育毛に必要となる栄養が豊富です。大豆は調味料や飲みものからも摂取しやすく、ホルモンバランスの調整にも役立ちます。肉や魚類は脂肪分の少ないものを選んで摂りましょう。
生の食材からたっぷり摂れるビタミン群
ビタミンを簡単に摂取する方法は、野菜や果物を過熱せずに摂取することです。可能な限り毎食サラダやデザートで摂り入れるようにすることをおすすめします。
亜鉛の摂取はサプリもおすすめ
亜鉛はカキや豚レバーなどに多く含まれています。苦手な方は、手軽なサプリから摂取しましょう。
