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わさびが薄毛対策になる?育毛剤研究の最前線とは

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わさびに含まれる成分が毛乳頭を刺激すると話題に

薄毛に悩む男性は多く、育毛剤を必要としている人は少なくありません。今や企業や大学が薄毛治療の研究に乗り出すことは、珍しいことではなくなりました。研究者は今日も、新しい技術の開発や新物質探しに励んでいます。

そんな中、わさびメーカーが行った研究により、わさびに含まれる成分が「毛乳頭細胞」を活性化させることが判明し、話題になりました。ただし注意したいのは、細胞レベルの実験で活性化が確認されただけで、人間の頭皮に塗って発毛効果が確認されたわけではないということです。

育毛剤への応用や研究はこれからで、今回は「新たに有力な物質が発見された」だけに過ぎません。

しかしポイントとなるのが、ミノキシジルよりも高い効能が確認されたという点です。ミノキシジルは薄毛治療に利用されることが多く、強力な効果が期待できる反面、副作用が強いといわれています。一般的なミノキシジルは医薬品に分類されており、育毛剤に利用される場合は、含有量が厳しく制限されてきました。

ところが今回の発見によって、医師の処方がなければ利用が難しい物質よりも、効果も安全性も高い物質の存在が確認されたのです。もしかすると、ゆくゆくは副作用のない、夢のような育毛剤がつくられるかもしれませんし、抜け毛や薄毛対策の新しいスタンダードが生まれる可能性もあります。

精神的なストレスなどで薄毛が進むこともありますが、大抵の抜け毛は髪の毛の成長サイクルが狂ってしまうことで起こります。抜け毛が起きてからしばらく時間が経過すると、毛根自体が弱り、髪の毛が生えなくなってしまう場合も。つまり、一度はげてからでは遅いのです。

ミノキシジルは、はげた状態でも頭皮を刺激して血行を促進することで、髪の毛がまた生えるためのきっかけを与えてくれます。ただし、毛根が完全に活動しなくなってしまった場合は意味がありません。今、薄毛が進行しているのであれば、すぐに対策をする必要があるのです。

育毛剤と発毛剤を比較して選んだ方が良いことも

育毛剤を使う上で重要になるのが、発毛剤との比較です。

育毛剤は髪の毛を生やすためではなく、今ある髪の毛を守るために使われます。強力な薬効などはありませんが、副作用などを起こす可能性が低く、比較的安価に購入できることや、医師の処方などを受けなくても、ドラッグストアなどで購入できる気軽さが魅力です。

発毛剤は医学的な根拠が確認された薬に分類されます。購入するためには、まず医師の診断を受け、体質に合った薬を処方してもらう必要があります。デメリットは、他に服用している薬などがある場合は、飲み合わせの関係で服用できない薬が出てきてしまうことや、副作用の可能性があることです。

また、診察や薬代が自由診療扱いになるため、全額自己負担する必要があります。つまり、保険が利かないため、金額が高くなってしまうということです。

また、発毛剤は飲み続けなければ効果を維持できません。育毛剤よりも金額が高いものを、ずっと服用し続けなければいけないのです。そのため、自分の症状や薄毛の進み具合、予算に合わせて選択することが重要となります。

しかし中には、育毛剤を選ぶ以外の選択肢がない人もいるでしょう。そこで、育毛剤を効果的に使う方法をご紹介します。

育毛剤は入浴時にしっかりと髪を洗い、頭皮が清潔な状態で使うのが基本です。頭皮が固くなっていると血行が悪くなり、薄毛が進んでしまう場合もあります。髪を洗う際は爪を立てて傷つけないようにしながら、優しくマッサージをするのがおすすめです。

髪を洗い終わったらしっかりと水気をとり、育毛剤を使います。用量を守り、抜け毛が気になるところを重点的に、全体に馴染ませるようにつけていきましょう。つむじは見落としがちなので、忘れないように注意してください。

ドライヤーで髪を乾かす際は、急激に熱を加えて乾燥させると、頭皮にダメージが残りやすくなります。できるかぎり、ドライヤーの冷風で乾かしましょう。また、しっかり休むのも対策の一つです。育毛剤を使った後はしっかりと睡眠をとり、代謝を高める必要があります。

将来、良い育毛剤が出てくる可能性もありますが、まずは今ある髪の毛を守っていくことが大切です。

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