頭頂部の薄毛の原因とは
つむじ付近の頭頂部の薄毛を対策していくためには、そもそもなぜ頭頂部がはげてきてしまっているのかという、その原因から見ていかないとなりません。では実際問題、なぜ頭頂部が薄毛になってしまっているのでしょうか?
つむじ付近は、髪の毛が引っ張られたりして抜けるということはあまりないでしょう。そのため、髪型が原因で薄毛になっているということは考えづらいです。頭頂部が薄毛になっている時の原因は主に、ホルモンバランスの乱れだといえます。
悪い男性ホルモンが活発になると抜け毛が増える
ホルモンバランスが乱れて、悪い男性ホルモンが活発に活動するようになると、そのせいで抜け毛が増えていきます。その悪い男性ホルモンは、体毛を濃くしたり、体つきをごつくしたりする代わりに、髪の毛に抜け毛を起こしてしまうのです。
つむじ付近がはげてきてしまっている方というのは、こうした悪い男性ホルモンが活発になってきてしまっているからそうなっている可能性が高いです。
頭皮の環境が悪いから抜け毛が増えることもある
ただ男性の頭頂部付近が薄毛になる時には、頭皮の環境が悪いからつむじ付近がはげてきてしまっているということもありえます。頭皮の環境が悪いというのは、たとえば頭皮から皮脂がたくさん出て、そのせいで皮脂が毛穴に詰まってしまっているとか、皮脂以外でも汚れがたくさん毛穴に詰まってしまっているという状態です。
もし夕方くらいに頭皮を触ってみて、そこで頭皮がギトついていたら、頭皮からは皮脂がたくさん出てしまっているといって良いでしょう。それが原因で頭頂部が薄毛になっている可能性も高いです。
男性ホルモンの抑制ができる育毛剤を使うべき
つむじ付近がはげてきてしまっている時の原因はこのように、男性ホルモンが活発になってしまっているからと、頭皮の環境が悪いからと言うことが挙げられます。それが分かれば、頭頂部の薄毛に対して有効な育毛剤がどのようなものかということは、分かったのではないでしょうか?頭頂部の薄毛に対して有効な育毛剤は、男性ホルモンを抑制できるものになります。
男性の薄毛の原因では、頭頂部以外でも、このように男性ホルモンが影響していることが多いです。そんな風に男性ホルモンが影響して薄毛になることが分かっているのですから、当然数多くの育毛剤でも、その男性ホルモンを何とかしようとして躍起になるでしょう。
そのため、男性用の育毛剤には、男性ホルモンにアプローチできるものも多いです。頭頂部の抜け毛をこれ以上増やしたくないのであれば、男性ホルモンの抑制ができるものを使用するようにしていきましょう。
それは飲み薬に多い
男性ホルモンの抑制ができる育毛剤は、塗るタイプの育毛剤ではなく、飲むタイプの育毛剤に多いです。それをスムーズに探していこうと思ったら、飲むタイプの育毛剤を探していくと良いでしょう。また、飲むタイプの育毛剤で男性ホルモンにアプローチしていった方が、より的確にアプローチしていけるでしょう。
なぜなら男性ホルモンが活発に働くというのは、身体の中の話だからです。頭皮の毛穴が詰まっているということなどは、身体の表面の話になります。しかし、男性ホルモンが活発に働くというのは、身体の中奥深くでの話です。外からそんな男性ホルモンを抑制してくれるような成分を届けていくよりも、身体の中からその成分を届けていった方がはるかに届けやすいでしょう。
そのため、男性ホルモンにアプローチするならば、飲むタイプの育毛剤の方が効果的になります。
頭皮の環境を整えるものも効果的
男性ホルモンにアプローチする育毛剤が、頭頂部が薄毛になっている方にとっては効果的だと紹介してきましたが、頭頂部が薄毛になっている方が、そういう状態になっている原因には、男性ホルモン以外にもう一つ理由があります。それは、頭皮の環境が悪いということです。
もし頭皮の環境が悪くて頭頂部が薄毛になってしまっているという場合には、男性ホルモンにアプローチするような育毛剤を使用していても、あまり効果は出ません。その場合には、頭皮の環境を整えてくれるものが必要になります。
毛穴の詰まりを解消し血行を良くしてくれるようなもの
では、どういうものが頭皮の環境を良くしてくれるものになるのでしょうか?頭皮の環境を良くしてくれる育毛剤とは、毛穴の詰まりを解消してくれるものになります。皮脂や汚れのせいで毛穴が詰まっていると、それによって、本来髪の毛に届くはずの栄養成分が届かなくなります。そうなれば、当然髪の毛は痩せていき、抜け毛が増えて薄毛になってしまいます。
それを防ぐためには、毛穴の詰まりを解消できるような効果のある育毛剤が必要になります。また、それと同時に血行を良くしてくれる効果があればなお効果的です。血行を良くしてくれる効果があれば、毛穴が詰まらないように対策していくことができるようになります。血行が良いと、栄養がまわるようになるので、頭皮が無駄に皮脂を出したりすることをなくせます。
そのため、ただ毛穴の詰まりを解消するだけではなく、血行を良くして毛穴が詰まることも対策していけるような育毛剤が、頭皮の環境を整えてくれる育毛剤だといえます。
併用するのが効果的
飲むタイプの育毛剤と、塗るタイプの育毛剤では、このように効果が違うことが多いです。もちろん塗るタイプの育毛剤でも、先述の通り男性ホルモンにもアプローチしていこうとするものは多いですが、届けたいところには届けづらく、たとえ飲むタイプの育毛剤と塗るタイプの育毛剤を併用していっても、そのせいで大きな問題になるということはありません。
男性ホルモンを抑制する成分を届けすぎると、それは良くない効果を出してしまうこともありますが、基本的には塗るタイプと飲むタイプの併用であれば、そうなる可能性は少ないといえます。
お互いの弱点をカバーしあえる
塗るタイプの育毛剤と飲むタイプの育毛剤を併用して対策していけば、お互いの弱点をカバーしあうことができるようになります。たとえば飲むタイプの育毛剤は、ホルモンバランスへのアプローチは得意ですが、頭皮の環境を整える能力はないといってよいでしょう。
逆に塗るタイプは、何度か触れてきた通り、男性ホルモンを抑制する成分を届けたいところまで届ける力は弱いです。しかし、併用した場合、それぞれの得意分野がそれぞれの苦手分野を補えることになります。
そのため、隙のない薄毛対策ができるようになるでしょう。頭頂部の薄毛に対抗するためには、飲むタイプの育毛剤と塗るタイプの育毛剤を併用していくのがおすすめです。
すべてのものが併用できるわけではない
ただ、すべての飲むタイプの育毛剤と塗るタイプの育毛剤が、併用して使用できるわけではありません。塗るタイプの育毛剤にだって、比較的に男性ホルモンを抑えることに力を入れているものもあります。
比較的に男性ホルモンへのアプローチ重視だという塗るタイプの育毛剤を使用していたら、結果男性ホルモンを抑制しすぎてしまう可能性も出てきます。比較的に頭皮のケアに力を入れているものと併用するように、気を付けていきましょう。