育毛剤の使用にベストなタイミング
気がついたら早めに使い始めよう
まず、育毛剤は抜け毛が目立ち始めてからすぐに使い始めるほど効果が表れやすくなります。生え際やつむじのはげが進行してから対策を開始しても、元の状態に戻すまでに長期間かかってしまいますが、症状が軽ければ頭皮環境を整えてこれ以上の進行を食い止められますし、育毛剤の成分も働かせやすくなるのです。
まだ大丈夫と高を括らず、髪の毛の状態が気になりだしたら使い始めるようにしてください。
基本的な使用時間は夜
育毛剤の使用は大抵の場合、1日に1回から2回と記載されています。ただ単に多く使用しても効果が高まるということはありませんので、説明書に指示されている通りの量をしっかりと守って使用するのがポイントです。より効果的に育毛剤を利用するためには、夜のお風呂上りに使用することをおすすめします。
1日の汚れをお風呂でしっかりと落とし、身体を温めて毛穴を開かせた状態で使用することで、育毛剤の成分がしっかりと浸透していきます。寝ている間に活発になる成長ホルモンの働きと相まって、ダブルでより高い育毛効果が期待できるのです。
1日に2回使用する場合には、朝、髪の毛をセットする前に使うようにしてください。充分な睡眠を取った後は細胞も活性化していますから、塗布した育毛剤が働きやすくなります。
育毛剤の使用方法を確かめよう
まずは頭皮を綺麗にすることが大切
育毛剤の効果を高めるためには、頭皮の汚れをしっかりと取り除く必要があります。だからこそ1日の終わりに、しっかりとシャンプーすることが大切なのです。
シャンプーをする前に櫛でよく髪の毛を梳かし、表面に付いたゴミや埃を落とします。髪の毛が絡みづらくなり抜け毛を減らせますし、汚れが落ちやすくなるので時間がない場合でも可能な限り行うようにしてください。
その後、38度程度のぬるま湯でしっかりと髪の毛と頭皮を流し、大まかな汚れを落としていきます。シャンプーは手でよく泡立ててから髪の毛ではなく頭皮につけて揉み洗いしていくのがポイントです。爪を立てずに指の腹を使い、毛穴から皮脂を押し出すイメージで頭皮全体をマッサージしていきましょう。
濯ぎはしっかりと行って泡を完全に落とすようにしてください。リンスやトリートメントを使う場合には、頭皮に付着しないように髪の毛にのみ利用していきます。
髪の毛を完全に乾かす
濡れた髪の毛に育毛剤を使用する方もいますが、水分で育毛剤の液が薄まることで効果が出にくくなるため、完全に乾かしてから使用するのがおすすめです。擦らないようにタオルドライをした後に、ドライヤーを20cmから30cm離しながら乾かしていくと、髪の毛が傷みにくくなります。
いよいよ育毛剤の塗布
基本的な使用方法は、説明書に従ってください。生え際のはげやつむじはげのみが気になる場合でも、部分的にではなく頭皮全体に使用するのがポイントです。症状が出ていなくても頭皮全体の血行不良、栄養不足が薄毛を進行させていきます。これ以上、薄毛の部位を広げない対策が必要なのです。
育毛剤を満遍なくじっくりと浸透させてから、指を使って揉みこんでいきます。マッサージを行うことで血行が促進され、塗布した育毛剤の浸透率もアップするため一石二鳥です。
育毛剤は継続的な使用が大切
何よりも大切なのは、育毛剤の使用を習慣づけるということです。一朝一夕で効果が現れるものではなく、長期的に使用していくことで徐々に成分が効いていき、頭皮環境が整ってきて健康な髪の毛を生やしやすい状態になっていきます。使い続けやすく、なおかつより効果的な方法で長期間ケアを行っていくことが大切です。