育毛剤の選び方
チェックすること
おでこの生え際や、つむじ周りを含む頭頂部の毛髪が少なくなり、はげてきたと感じた時、多くの人は大きなショックを受けるものです。そんな時、薄毛対策としてほとんどの人が取り組むのが、育毛剤の使用です。
男性の薄毛対策需要に応えるように、育毛剤の研究や開発も進み、豊富な種類の育毛剤が市場で流通するようになりました。
自分のはげ方に合わせた育毛剤を選ぶことで、より効果的に薄毛対策を行うことができますが、何を基準に選んでいいのか迷う人もいることでしょう。では育毛剤を選ぶ際には、何を重視して選ぶといいのでしょうか。
5αリダクターゼやDHTの働きを抑制できる成分
薄毛の原因には、男性ホルモンの働きが関係しています。そんな男性ホルモンDHT（ジヒドロテストステロン）や、DHTを作り出す元でもある5αリダクターゼの発生を抑制する成分が含まれているかどうかが大事です。
薄毛や抜け毛を進行させる原因を抑制できる成分の有無が、育毛剤としての効果に大きな差を生み出します。
浸透力
育毛効果のある有効成分がしっかり頭皮に吸収されなくては、どんなに効果が高いといわれる成分でも意味がありません。
成分がしっかり頭皮に吸収されるために、通常より粒子が細かくナノ化され、毛根部の毛乳頭まで届くような対策をとっているかどうか、ということも育毛剤を選ぶ上での重要事項です。また、浸透力を高めたいからと大量の育毛剤を使用しても、効果に差はあまりありません。正しい用法用量を守りながら、継続して使用することが大事です。
育毛成分
薄毛や抜け毛の原因となっている成分を抑制した後は、より健やかな毛髪が成長するための成分が必要となってきます。育毛の手助けをしてくれる有効成分が含まれているかどうかも、重要なポイントです。これは比較的ほとんどの育毛剤に含まれている成分でもあります。
コスパ
育毛剤は、しばらく継続して使用することでその効果の有無が見えてくるものです。数か月単位で継続することが必要となり、それなりの費用がかかることにもなります。
コストパフォーマンスが悪ければ、継続して使用することも難しくなるため、自分の目的にあった育毛剤でなおかつ、コスパがよい製品を探さなくてはいけません。ドラッグストアや、薬局などで販売されている育毛剤は比較的リーズナブルです。
育毛剤の正しい使い方
浸透率を高める
育毛剤の正しい使い方を知る前に、まずは育毛剤がより有効に働くための準備が必要です。育毛剤の有効成分が、頭皮へ吸収されるための浸透率を高める必要があります。そのためには頭皮の状態をできる限り整えなくてはいけません。
頭皮をマッサージすると毛細血管が刺激され、頭皮全体が温かくなり、育毛剤の有効成分の浸透率がアップします。
使用のタイミング
育毛剤は、シャンプー後に使用すると効果が最大限に発揮されます。毛髪や毛穴にある皮脂や汚れをシャンプーできれいに落とした後の状態は、育毛剤の有効成分が毛根部に浸透することを邪魔するものがないため、しっかり毛乳頭まで成分を届けてくれます。シャンプー前にきれいにブラッシングすると、さらに効果的です。
正しい使い方
乾燥させる
シャンプー後、まずはしっかり髪の毛を乾かしてから育毛剤を塗布していきます。濡れた状態で使用すると、せっかくの育毛剤の成分が水分で薄くなる上に、育毛剤が見えづらく、さらには塗布した量や範囲もわかりづらくなってしまいます。しっかり頭皮も毛髪も乾燥させてから使用することが大切です。
頭皮全体に
また、育毛剤を使用する範囲は、つむじ周りやおでこの生え際など、自分の薄毛や抜け毛が気になる部位にだけ塗布するのではなく、頭皮全体に塗布すると効果的です。頭皮全体に塗布することで、血行が促進され、効果が早く発揮されます。
