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成分を知ってる?育毛剤の有効成分を知って自分に合った薄毛対策!

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薄毛対策と血行促進

頭皮の血行不良

薄毛対策を考えるうえで、頭皮の血行不良を改善し、スムーズな血液の流れを促すことは絶対に欠かせない重要事項です。その理由は、毛髪が成長するメカニズムにあります。

毛根部にある毛乳頭は、毛細血管から近いところにあり、血液から酸素や栄養素を受け取る役割を果たしています。毛乳頭は発毛のサイクルにおいて、いわば司令塔のような重要な役割を担っている細胞です。栄養を受け取った毛乳頭から、毛母細胞に指令が出ると、細胞の分裂が活性化し、発毛のサイクルが作用して、健やかで元気な毛髪が成長を始めます。

頭皮の血液の流れが滞ってしまい血行不良を起こすと、毛母細胞は充分な栄養を受け取れなくなってしまいます。充分な栄養を受け取れなくなった毛髪は、太い毛に成長することができず、細くなりやがて抜け落ちてしまいます。

血行促進効果のある育毛剤

自分の頭皮や毛髪を見て、つむじ周りの薄毛が気になったり、全体的にはげてきたと感じれば、すぐに薄毛対策を講じることでしょう。つむじ周りや、おでこの生え際の薄毛対策として、多くの人が最初に取り組むのが育毛剤の使用です。

現在育毛剤は、数多く市場に流通し、その種類も様々です。

数や種類が豊富で、どれを選んでいいかわからないほどですが、育毛剤は含まれている成分によって効果や効能が違うため、それぞれの効能を比較し、自分の薄毛対策に合った育毛剤を探すことが大事です。

薄毛や抜け毛を予防するには、発毛のメカニズムからもわかるように、頭皮の血行促進が必要不可欠です。育毛剤を使用するなら、血行不良を改善する効果のある育毛剤を選ぶと、より薄毛改善の効果が期待できます。ただ手当たり次第に人気のある育毛剤を使用しても、自分の薄毛のタイプに合っていなければ、費用や時間だけ費やしてしまい、効果は発揮されません。

血行促進成分

ミノキジシル

ミノキシジルは、薄毛対策を考える人ならば誰もが1度は耳にしたことがあるというほど、その名を広く知られている育毛成分です。育毛剤に含まれる成分としては、代表格な成分です。

元々は、血管拡張剤として研究開発され、高血圧の患者に投与される薬として使用されていました。偶然にも薄毛に効果があることが発見され、やがて育毛剤にも配合されるようになった成分です。血管を拡張させる効果で血行を促進するため、多くの育毛剤に配合されている成分ですが、副作用のリスクもあります。

センブリエキス

センブリの花の茎や根から抽出されたスウェルチアマリンやスウェルチアニンと呼ばれる成分が、毛根部に直接働きかけることで、血流を促進する効果を発揮します。毛乳頭にしっかり栄養素を行き届かせることで、毛乳頭の働きを活発化し、頭皮環境を整える効果もあります。

また、頭皮の炎症を防いだり、老化の原因にもなる活性酵素の働きを抑制する効果もあり、健やかな毛髪の発毛を促す手助けをしてくれます。

M-034

M-034は天然のミツイシコンブから抽出された褐藻エキスで、その強力な血行促進効果は、厚生労働省も認めるほどです。また、ヒアルロン酸と同じくらい保湿力にも優れ、頭皮を乾燥から守ってくれます。育毛剤の成分の代表格でもあるあのミノキシジルと同等の育毛効果があるといわれています。

M-034は天然由来成分であるため、ミノキシジルと比較すると副作用の心配がなく、安全な成分です。

トウガラシエキス

唐辛子から抽出されたエキスです。

唐辛子には発汗作用があることからもわかるように、神経を刺激することで血行を促進する効果があります。辛み成分でもあるカプサイシンの刺激により血行促進されることで、体温を上昇させる効果も発揮します。

薄毛対策と男性ホルモン

AGA男性型脱毛症

薄毛の原因はたくさん存在しており、頭皮の血行不良だけがその原因ではありません。食生活や生活習慣の乱れや、過労、ストレスなども薄毛の原因となってしまいます。

男性ホルモンが原因で薄毛や抜け毛が進行することもあり、そのような薄毛のタイプをAGA男性型脱毛症といいます。現在日本において薄毛に悩む人のほとんどが、このAGAだといわれています。

つむじ周りの頭頂部や、おでこの生え際などから、はげていくのが特徴となっているAGA男性型脱毛症は、ジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンが原因です。元々テストステロンと呼ばれる男性ホルモンが、5αリダクターゼという還元酵素により、ジヒドロテストステロンに変換されることで、薄毛が促進されてしまいます。

ジヒドロテストステロンの抑制

テストステロンがジヒドロテストステロンに変換され、やがてジヒドロテストステロンの働きが活発化すると、毛母細胞の働きを低下させ発毛を阻害します。

毛の生え変わりでもあるサイクルに作用し、毛が健やかに育つ大事な時期でもある「成長期」を短くし、毛が太く成長することを阻害してしまうのです。太い毛に成長できなくなった毛はやがて細くなり、その後抜け落ちてしまいます。

AGAは進行性のため、何かしら薄毛対策を講じなければ薄毛や抜け毛が進行し、やがて頭皮全体が薄毛になっていきます。自分の毛髪のはげかたが、AGA男性型脱毛症に該当すると思う人は、男性ホルモンを抑制する効果のある成分が配合された育毛剤を使うと、より有効な薄毛対策ができます。

男性ホルモン抑制成分

オウゴンエキス

オウゴンエキスは、漢方薬としても知られる成分で、頭痛や腰痛、胃炎や腸炎にも効果があるといわれています。

シソ科の植物であるコガネバナの根から、水やアルコールを使って抽出された成分で、アンチエイジング効果もあり、肌荒れやニキビの改善にも力を発揮する成分です。育毛効果としては、発毛を阻害する酵素5αリダクターゼの活発化を抑制する働きがあり、さらには皮脂の分泌を抑える効果もあります。

過剰な皮脂の分泌を抑え、頭皮の環境を整えることで抜け毛を予防し、育毛を促進します。

キャピキシル

男性ホルモンの過剰分泌は、女性ホルモンが活発化することで、抑制することができます。キャピキシルには、女性ホルモンと同様の働きをするといわれているイソフラボンが含まれているため、男性ホルモンの過剰分泌を抑制する効果を発揮します。

また、5αリダクターゼの活性化を抑制する働きもあります。

あのミノキシジルと比較されることも多く、ミノキシジル以上の発毛効果が期待でき、現在注目されている育毛有効成分です。

ノコギリヤシ

抜け毛の原因でもあるジヒドロテストステロンは、前立腺肥大にも関わりをもち、尿道が圧迫され頻尿や残尿といった排尿障害まで引き起こす原因要素です。

ノコギリヤシは元々、そんな前立腺肥大の治療薬として研究開発された成分でしたが、後に薄毛にも効果があるとされ、育毛剤に配合されることになりました。ジヒドロテストステロンの働きを抑制する効果が高く、高級育毛剤などに多く配合されています。

天然由来成分のため、比較的副作用のリスクが低いことから、育毛サプリメントにも配合されています。

ヒオウギエキス

ヒオウギと呼ばれるアヤメ科の植物から抽出されたエキスで、女性ホルモンと同様の働きをするイソフラボンが主成分となっています。イソフラボンの効果により、5αリダクターゼの働きを抑制することができます。

また、紫外線などの刺激によってダメージを受けた頭皮の老化を防ぐ効果もあり、よりよい頭皮環境を作り出すことで、健康的な毛髪の成長を促します。

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